当神社は、古くから村の鎮守として此所より東に約1キロメートルの所現在「古宮平(ふるみてら)」と呼ばれる地に祀られていた。
平安時代末、幼少時代を木曽にて過ごした木曽義仲公は京都の石清水八幡宮より勧請された旗挙八幡宮にて仁安元年(1166)元服したと伝えられている。其の後、宮ノ原の地(今の旗挙八幡宮付近)に己の屋敷を築いた折、現在の地に当社を遷し篤く崇敬した。
旧宮越村の産土神として、明治5年11月村社に列せられ、村の鎮守様として今でも篤い崇敬を集めている。御祭神には、「金山彦命」をお祀りし、美濃国一宮「南宮大社」と同一である。
時代により「南宮大明神」「南宮社」とも称されていたが、昭和28年「南宮神社」に改められた。
令和3年、「令和の改修」により大鳥居を始め境内各所の環境が整えられた。
境内を流れるせせらぎは町川用水といわれ、その水は野上川より取水され宮ノ越の宿場町を流れ木曽川へ至ります。旭の瀧より流れ落ちる水と合流する山吹池では、ヤマメやイワナが生育し、5月の山吹祭や9月の例祭では麓に特設舞台が設けられ巫女舞が奉納されます 。
年間行事 | ||
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1月1日 | 歳旦祭 | |
3月下旬 | 祈年祭 | |
5月中旬の 日曜日 |
山吹祭 | |
9月1週目 土・日曜日 |
例祭 | |
11月下旬 | 新嘗祭 | |
12月31日 | 大祓式 |